あがり症はよくある困りごとですが、
実は社交不安障害という心の病なのです。
①会議・プレゼンなど人前で発表したり、意見を言ったりする
②学校の先生や職場の上司、よく良く知らない人と 話をする
③多くの人の前で話したり、歌を歌ったりする
このように人前に出るときに極端に上がってしまい、
①顔が真っ赤に赤面する
②胸がドキドキ激しい動悸がする
③声がふるえて、冷や汗が出る
④体が震えて、しびれを感じる
⑤おなかが痛くなり下痢をする
このような症状が出る場合を社交不安障害と呼びます。
社交不安障害の原因は、アドレナリン神経系の暴走です

◎従って治療薬は、アドレナリンの作用を鎮める薬(降圧剤)をしばしば利用します。
◎或いはアドレナリン神経と対抗してその働きを弱める、Gaba(ギャバ)作動薬がしばしば使われます。
◎アドレナリン神経と対抗してその働きを弱める、セロトニン神経系を強くする薬(SSRI)もしばしば使われます。
社交不安障害には、人前で発表するときに失敗した過去の記憶などが引き金になっていることもあります。ですからお薬以外の治療法には、
①過去の記憶を掘り下げて意識化して克服するカウンセリング治療が有効です。
②現在の心の状態を把握して是正する認知行動療法が有効です。